雲が流れる 茜の空を
里じゃ根雪も 溶ける頃
辛くなったら 帰っておいで
母のことばを 偲えば泣ける…
桜散る散る 都会の川に
人生(みち)はひとすじ 夢春秋
里を出た時 十五といくつ
花は二分咲き まだつぼみ
嫁に来るなら 待ってるからと
言ったあのひと 気になるけれど…
花火咲く咲く 都会の空に
人生(みち)はひとすじ 夢春秋
無駄にしません 生きてくからは
両親(おや)にもらった この身体
昔遊んだ 神社の鳥居
両手合わせて 誓ったあの日…
雪が舞う舞う 都会の川に
人生(みち)はひとすじ 夢春秋
[ Romaji ]
故郷の温もりと都会での暮らしが交差する情景が、心に静かな余韻を残しました。母の言葉や幼い頃の記憶が折り重なり、懐かしさと切なさが同時に広がっていくようです。桜や花火、雪といった季節の移ろいが人生の歩みと重ねられていて、時間の流れの中に人の思いが刻まれていることを感じました。都会の川に散る花びらや舞う雪は、過去と現在をつなぐ象徴のようで、読み手の心にも自分自身の記憶が呼び起こされます。親から授かった身体を大切に生きるという決意には、強さと感謝が込められていて、人生を真剣に歩む姿勢が伝わってきました。懐かしい神社や誓いの場面は、心の支えとして今も生き続けているようで、過去の思い出が未来を照らす力になることを教えてくれます。都会での孤独や迷いを抱えながらも、故郷の存在が心を守り続けている様子が鮮やかに描かれていて、読む人の胸にも温かな光が差し込むようでした。