テーブルの真ん中
キャンドルが揺れてる
大好きな君もはしゃいでる
今日は僕のバースデー
って気づけば
消えていった
“ちょっと”ってだけ
言い残して
誰かが言った
知らぬ彼と
笑って帰っていったよと
今日はパーティーナイト
君はここにいない
ケーキもネオンも苦くて痛くて
今日はパーティーナイト
君はここにいない
今頃彼の腕の中
天井の真ん中
まだ回るミラーボール
早く終わってくれないかな
今日は僕のバースデー
って今更
気にしちゃうな
“すぐ戻る”なんて
信じ込んで
冷めたピザ
触れて気づいた
もう戻っては来ないと
今日はパーティーナイト
君はここにいない
ケーキもネオンも苦くて痛くて
今日はパーティーナイト
君はここにいない
今頃彼の腕の中
最後の君の横顔
何度も思い出すのだろう
ハッピーバースデー Dear Me
戻らない君より
冷めたピザの方がマシさ
なんてね
今日はパーティーナイト
僕のバースデーナイト
ケーキもネオンもミラーボールも全部
今日はパーティーナイト
君だけがいない
今頃彼の腕の中
この歌が届けばいいな
今頃彼の腕の中
[ Romaji ]
部屋の明かりや人の声が遠くに感じられる中で、ひとり取り残されたような寂しさが胸にしみて伝わってきました。楽しいはずの時間が急に冷たくなっていく様子がやさしい言葉で描かれており、読んでいると目の前に浮かぶ光景が自然に心に残りました。期待していたことが叶わなかったときの戸惑いが素直に表れていて、そのぶんだけ感情の厚みを感じます。甘さと苦さが混ざった気持ちが交互に訪れて、思い出が何度もよみがえる苦さに共感しました。友だちと笑い合う賑やかさと、自分だけが別な世界にいるような隔たりが対比されていて、読む側も少し胸が痛みます。時間が過ぎる中でどう振る舞えばいいか迷う場面があり、つい自分を励ましたくなる気持ちが湧いてきました。最後にそっと自分自身に声をかけるような温度が残り、わずかな希望や前向きさが顔を出すところに救われた気分になります。読後は静かに深呼吸したくなる、そんなやわらかな哀しさが印象に残りました。