風が吹くまま 委ねるならば
僕もそこまで 共に行こうか
虚空の中で 歌うのならば
いつかの君に 届くだろうか
空 刹那 薄い 月 熱
このままでいいと ほざくのならば
気の済むまで そこにいればいい
空 刹那 薄い 月
呼吸 声 青い 熱
白い 空気 風を切る 音
どこか 遠く 泣く 君の声
失い たくない 記憶の 欠片
鏡 水面 滴る 街の 火
遊び まわる 影の こだま
冷えた手 火傷する ほどの 心
まわる まわす 螺旋の 渦
深く 深く 形を 変える
苦しみさえも 笑うのならば
気の済むまで ここにいようか
空 刹那 薄い 月
呼吸 声 青い 熱
空 刹那 薄い 月 熱
[ Romaji ]
191690 静かに流れる風や淡い月の光が、心の奥にある感情をそっと照らしているように感じました。言葉のひとつひとつが繊細で、まるで水面に浮かぶ記憶のかけらを拾い集めるような感覚になります。誰かと共に歩むことや、過去に触れることへの迷いや願いが、静かに語られていて、読みながら自分の気持ちにも重ねてしまいました。冷たさと熱さが交差する描写には、感情の揺れや葛藤が込められていて、その複雑さが心に深く響いてきます。螺旋のように巡る思いが、形を変えながらも消えずに残っていて、苦しみさえも受け入れようとする姿勢に、静かな強さを感じました。