両想いとは それはつまりさ 惑星直列みたいなことで
何億という片想いたちの犠牲の上で
輝いてて瞬いてること忘れてなどいないよな?
巡り逢えたこの奇跡で 胸をいっぱいにして
恋と星と歌はいつか滅ぶらしい
だからなに? そんなことちっぽけに思える君の唇
時は二人に嫉妬するほど スピードを速めるの
僕らも負けじとニヤつきながら抱きしめ合う
「愛とはつまり」で始まる名言にろくなものは一つもない
そんなことより僕たち二人 キスしたままで
どんな無茶ができるのかを 試す方が意味があるだろう
いまだ人類が成し得ていない 愛の探査へと
この街も人もビルも瓦礫と化す いつの日か
そう思えば廃墟前夜すべてが煌めいてる
夢なんかひとつもなくとも僕らは 確実に
夢に人と書いて読んだ「儚」きバガボンドさ
[ Romaji ]
壮大な宇宙の比喩と、身近な恋の感情が絶妙に絡み合っていて、スケールの大きさと繊細さが同時に押し寄せてくるようでした。誰かと気持ちが通じ合うことの奇跡を、ただの偶然ではなく、無数の想いの積み重ねとして捉えている視点に深みを感じます。理屈や定義では語りきれない愛のかたちを、自由な発想で描いていて、常識に縛られない感性が鮮烈でした。未来がどうなろうと、今この瞬間にある感情の強さがすべてだと語るような姿勢が、潔くて頼もしく映ります。言葉の選び方が独特で、型にはまらない表現が次々と飛び出してきて、読んでいる側の想像力を刺激してくれます。恋や人生に対する考え方が、哲学的でありながらもユーモアを忘れていなくて、重くなりすぎず軽やかさを保っているのが印象的でした。世界が崩れたとしても、ふたりの関係があればそれでいいという感覚が、強さと儚さを同時に感じさせてくれます。夢という言葉に頼らず、それでも何かを信じて進もうとする姿勢が、現実を生きる人の背中をそっと押してくれるようでした。愛を探る旅がまだ続いているという感覚が、終わりではなく始まりを予感させてくれて、読み手の中に新しい問いを生み出してくれます。