沖の長須にヨーエー
背美問えばヨー
(エイハー)
沖の長須にヨーエー 背美問えば
背美は(エイハー) 来る来る
後へ来る きぬた
前のロクロにヨーエー
綱つけてヨ
(エイハー)
前のロクロにヨーエー 綱つけてヨー
浦へ(エイハー) 土産の
突き鯨 きぬた
[ Romaji ]
沖で働く人たちの掛け声や綱を結ぶ所作が目に浮かび、力を合わせる場面が生き生きと伝わってきます。昔は遠い昔話のように思ったこともありましたが、読むうちに手仕事の細やかさや節まわしのリズムが身近に感じられました。仲間と息を合わせる緊張と期待が混ざった空気が温かく、見守る人の存在まで想像できました。波や道具の音が小さな楽器のように響き、私は思わず目を閉じてその場面を追ってしまいました。現在も受け継がれる営みの力強さが伝わり、何度も読み返したくなる余韻が残ります。