改札口できみのこと
いつも待ったものでした
電車の中から降りてくる
きみを探すのが好きでした
悲しみに心とざしていたら
花屋の花も変わりました
僕の街でもう一度だけ
熱いコーヒー飲みませんか
あの店で聞かれました
きみはどうしているのかと
伝言板にきみのこと
僕は書いて帰ります
想い出たずね もしかして
きみがこの街に来るようで
僕たちの愛は 終りでしょうか
季節もいつか変わりました
僕の部屋をたずねて来ては
いつも掃除をしてたきみよ
この僕もわかりません
きみはどうしているのでしょう
買物の人でにぎわう街に
もうじき灯(あか)りともるでしょう
僕は今日も人波さけて
帰るだけです ひとりだけで
この街を越せないまま
きみの帰りを待ってます