ホーム > 南壽あさ子 > すみれになって 歌詞
さびれた街に 呟いた君の名前は見果てぬ海で 砂となり波に呑まれて
霞を食むような声で ひとりうた唄う足跡は過去を連れて 風と何処へゆく
疼いたこころのすぐ傍にきて綻びた場所を包んでくれたあの頃のこと今もまだ鮮やかに残っている
確かめるように 空吹く言葉を手繰ってくるわしい程 徒にこころを暈すの
線に触れて少し揺れた あどけない影を時が近くをかすめて そっと振り返る
許し合うふたりのその笑顔は正しさも嘘も何も無く生まれた仕合わせをずっとただ大切に育んでいく
巡りめぐる日々の中に さ迷っていても知らずしらずの間にもう よすがを求めて
紡いだ糸を縒ってむすんだら綺麗な冠ができたからああ あなたにこれを届けようほころんだ顔で
花は根に 鳥は古巣にかえり安らぐ暮らしを見つけているぼくらも帰ろう これでいいすみれ色に染まっていく
アルバム「Neutral」収録曲
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