歌詞ナビ > ALI PROJECT > 放蕩娘と無慈悲な遊戯
ただこの欲望に不実になれないだけ継母が家中にいくら鍵を掛けてもなめらかに素足は夜を駆け抜ける
潤んだ躰が行き場のない波で鈍ってしまう前に
少女のように患い娼婦のように誘う恋という幻戯の一滴を
まずは口に含みそっと呑み込んでみればいい
ただこの快感に味を占めただけなのほろ苦くて甘いそれはほんの一瞬厳かな腐敗に舌が溶ける間の
熟成が進めばもう戴けないわ愛となり黴を持つ
貴族のように憂いて下賤のように嗤って魂に身分与えたら
人間(ひと)は誰でもみな平等そう思ってみるわ
でもこの感情は差別するためにある愚かしいあなたを殺して差し上げたいせめて貫くのは恍惚の槍で
生きることはすべて悦びと知るほどその先を見てみたい
ただこの欲望に不実になれないだけ神様が手首にいくら鎖巻いても私は最後まで光に背くわ
美しく盲いる暗い柩のなか責め苦に耐える為に
快楽に酔い
アルバム「快楽のススメ」収録曲
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