歌詞ナビ > ALI PROJECT > 修羅と蝶 歌詞
狂える嵐 既に遠く去りて私の中で眠り睡る修羅
糸に巻かれてたたまれる千々に裂かれた翅だろうと
血を流した 涙の代わりに何故それを愛と名付けようと思うのだろう
病葉にも似た この掌触れる冥い土 泥濘む皮膚
埋めて探さん沈める 蛹を
時には赤に 青い黄色に染み私は知らぬ姿を持つ修羅
溶ける光を焦がれては心を離れ立ち昇る
棘で記せ 言葉より深くただこれが恋と穢れたとて消えぬように
色無き葩 固く抱く蕾開き散ることを 阻む如く
茎ごと手折らん蠢く 蛹を
そして蝶は 一斉にと舞う何故いまが春とお前たちにわかるのだろう
未だ息を運ぶ この胸を破って最後の ひとひら飛べ
血を流した涙の代わりになおいまも愛と名付けたいと思うのなら
抱きしめよう過ぎた苦しみも愛しさが孵す化身として
毀れる抜け殻羽化した蛹は
私を縫い閉じ
アルバム「Les Papillons」収録曲
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