古びたフレームの中に並んだ 変わらない笑顔が遠く見えた
灯りが消えゆく真夜中の連鎖(リズム) 窓辺の君はつぶやいた
「距離も時間も無くなればいいのに 誰も変わらずいればいいのに…」
抱いた感情が暗闇の渦に 消えていくその前に
生きていこうと歩むことが 生きていたいと願うことが
答えは一つも無くて 最期なんてたった一つで 道標を一つ一つ拾い集めて
何かがほしくて 信じていたくて 溢れた寂しさ 涙の数
「私なんて誰も必要ないでしょう？ いなくたって何も変わらないでしょう？」
強さの向こうに隠す 振りほどいた震える手のひら
生きていこうと歩むことが 生きていたいと願うことが
愛することを知って 愛されることを感じて 言葉や姿はやがて記憶に変わる
君が生まれた瞬間が 誰かが旅立つ瞬間に
まわりまわるよ 途切れてしまわぬように なんて美しい世界だろうか…
強がらないで 傷つけないで こんなにももろい自分を
「一人にしないで そばにいてよ」 そう怯えた時明かりは君を照らす
心を持ってここにいるんだよ
生きていこうと歩むことが 生きていたいと願うことが
答えは一つも無くて 最期なんてたった一つで 確かにあった存在をかみしめてさ
生きていたいと願うことが 温もり宿す灯火に かけがえないその1秒を
誰かのため 自分のため ありのままで生きていよう
