箱の中には望んでいた贈り物(もの)と
大好きな花 僕の名前
添えられていたカードが掠れて
上手く読めずに 困った表情(かお)は嬉しそうで
胸に刺さる痛みに気づきたくなかった
はじめて感じた 知りたくない孤独を知っていく
本当はみんな辛くない? 本当にいま笑っていたい?
ご機嫌取って自分殺して 感情を切って貼って捨てて
余計な愛想はいいから剥き出しにした本性を見たい
ガラスケースを叩き割って 裸足で逃げればよかった
blissful jail
箱の中には有り余る贈り物(もの)と
枯れ落ちた花 宛名も無い
「可哀相だね」「気の毒だね」って
手を拍手(たた)くから どうしたって逃げられないね
これ以上の喜びと引き換えにしたら
同じように僕も迷いなく孤独を選ぶだろう
違うよそんなはずじゃない そんなものが欲しいんじゃない
理解ってるんだ 問題点は互いの「好き嫌い」じゃない
いっそ嘘でもいいから煽て騙し通していれば
ガラスケースに飾られた ピエロになりきれていたのに
blissful jail
ずっと夢を見ていたい 箱の中で眠っていたい
心はないよ どこにもないよ ここに悲しみなんてない
何が言いたい? 全部 全部 聞こえない幸せもあって
ガラスケースに閉じ込めて 守られていたかったのは…
blissful jail
いつかは…