歌詞ナビ > cinema staff > 革命の翌日
思えば遠く歩いてきたもんだ。冬の寒さも忘れてしまったな。白昼堂々、戦車が道を行く。それを横目に彼女は決意する。
「私は濃霧のように誰かに寄り添いながら、涙を拭ってやりたい」
あの街の灯、鳴り響く鐘の音、全てを抱きしめて。泣き笑って、汚れた顔のまま確かに息をしている。
鳥かごの中、争いは続いている。その光景は報道されぬまま。
彼女は、手を大きく広げたらそれが合図と言った。火傷の跡を隠すそぶりも無く、シュプレヒコールの中を飛んだ。
あの街の灯、鳴り響く鐘の音、全てを手にいれた。泣き疲れて、汚れた顔のまま静かに目を閉じる。
事実がフィクションに勝る、革命の翌日。
アルバム「望郷」収録曲
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