歌詞ナビ > やなぎなぎ > Surrealisme
目覚めればいつも切ないこのまま毛布にからだを埋めていられたらいいのに不条理の支配下
何度繰り返したのならば 完璧な絵を描き出せるずっと追われ続けている無意識の視覚化
転がる筆先 夢中で色を重ねてみても記憶に程遠い自分自身のフロッタージュ
いつになれば気づくのだろう
柔らかい時計の針歪んで溶けだしてる誰にも見えない時間の狭間
窮屈な枠の中で手足をばたつかせる自ら望んだ鏡の向こうもう帰らないよ
手探りの廊下奥行きなど無いそれはまるでああ 例えるならトロンプ・ルイユ
目に見える思考原風景の果て全てはそこからはじまり終わりへと行く
壊れた筆先 替えもなくなりあとは指だけどんな角度でも自分以外の全てコラージュ
いつになれば終わるのだろう
切り取る空は 鳥に静かに飛び立ってくどこにも在り得ない架空の故郷
アルバム「memorandum」収録曲
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