目まぐるしくもない
そんな毎日を
漂う様に何度も席に座って
「さぁ、どうかな?君は。」
また試す様に
数字の無い教科書が何かを言った
出来栄えならそれは
まぁ、良いほうだろう。
三桁満点の再生紙を貰って
隣の席では
照れ笑いながら
桁の低い点数の君が席についた
窓の外、求め無いのは
答がすぐ浮かんでしまうから
「それじゃほら、つまらないよ」と
君はいつも楽しそうだ
これ以上消えたい心に触れないで
今日も地球なんてどこにも見えないよ
鳴り出したアラームに
一人「冷たい奴だな」と語りかけてる
今更不思議そうに答を合わせても
何でか全て解りきってしまうから
「このまま死んだって
誰かが代わりになるから」と
呟くことも馬鹿らしいよ
漂う様な日々は繰り返すけど
君が休むなんて違和感があって
まぁ、どうあれ明日返るテストも
代わり映えしない結果なんだろうな
目まぐるしくもないそんな毎日は
何処かがもう
狂ってしまったかもしれない
君の髪の色
君の笑顔を
誰かがもう覚えていないかもしれない
「窓の中空いた席は
そこからどう映っていますか」と
君の事知ったように
何一つ解っていなくて
少しでもそれを解っていられたなら
ずっと続いていてくれた様な日々は
鳴り出したアラームを止める度に無い物だと、
気付かされてる
教室で消えたい心を傷つけて
何度も隠し通して笑っていた
ここから飛び降りていなくなった君の笑顔を
僕は明日も忘れないよ