ホーム > 歌手「あ」 > ALI PROJECT > 百合の日々は追憶の中に潜み薫る 歌詞
雪花石膏(アラバスター)の背骨を軋ませ歩くこの現世はなぜこんなにも醜く穢れに満ちているのでしょうかわたしは今日もひとり脇目ふらず繻子の沓 泥塗れようがただ歩いていたいのに
声をかけるのは誰肩を掴むのは何厭わしい者らに湛えた微笑は蒼白の蝶日常に舞う死
今はどこにいるのわたしの愛しい妹たち お姉さま頽れる夜に問う
かつて麗しの森同じひとつの茎に連なり咲いたわたしたちはああ美しい白百合月光の愛人
忘れぬ 薫りを風間に 放って
しずかに声 合わせましょう烟る靄は 震える共に謳い 夢を交わし甘い眠り 分けあいたとえ時を隔てたとてつながる 指先 銀の糸
ひろげた胸 重ねましょう濡れそぼって 零れて金華の珠 月花の種また互いを身ごもるけして人が持てなかった愛という美学は ここに在る
鳩血紅色(ピジョンブラッド)の心臓潤ませ視るこの現実はなぜこんなにも乾いた哀しみが溢れるのでしょうかわたしたちはひとりも朽ちはしない白百合の記憶を抱きしめただ歩いていくでしょう息絶えぬように
アルバム「Gothic Opera」収録曲アルバム「血と蜜〜Anthology of Gothic Lolita & Horror」収録曲
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