くたびれた午後あくびひきずって 君と僕はぽっかり宇宙の中
塀を飛び越えて退屈を注いで 君と僕はギラギラスリルの中
どうして消したのさ どこへ隠したのさ
あんなに大好きだった にぎやかな季節なのに
急ぎすぎた夜にサイレン鳴らして 君と僕はぐらぐらフェンスの上
時間を止めて 心を捨てて 淡い景色の中から 君は戻らなかった
一人ぼっちにさせた 僕を許しておくれ
あんなに大好きだった にぎやかな季節なのに
夏色のシャツ着て僕らは夜明けがくるまで旅をした
逃れるために…逃れるために…ただひたすらさまようのさ
今 君は白いベッドで 赤い花を抱きしめている
見えてるんだろ 見えてるんだろ? 僕のこの涙の粒が…
雨の匂いがして 僕は目を覚ましただけ
嵐が来る予感がして 君の名前を呼び続けたのに…
夏色のシャツ着て僕らは夜明けがくるまで旅をした
逃れるために…逃れるために…ただひたすらさまようのさ
今 君は白いベッドで 赤い花を抱きしめている
見えてるんだろ 見えてるんだろ? 僕のこの涙の粒が…
夏がくるたび 夏がくるたび 薄っぺらい坂の上から
汚れた水をいっぱい詰めた ガラスビンを転がすのさ
いつか君が いつか君が 教えてくれた夢のように
羽を拡げて丘の上から 飛び立とうとした君のように…
好きだったよ 好きだったよ 戻ってこいよもう一度…
夏色のシャツ着てさ…