桜が咲いたね
春が来たよと
祈りをささげる
やさしいひと
わたしは先をいそいで
バスに乗り込んだ
振り返りもせず
それでも明るく
暮らしてきたよ
忘れてしまえば
楽なのにね
ぜんぶがおもいでの続きで
愛おしくなるよ つらいけど
ねぇ どこまで
声は届くの
愛された
ぬくもりが消えない
あなたが消えない
想いゆらゆら
顔をあげれば
満開の春
とてもきれいで
悲しみさえも 消えちゃうのかな
少し笑って 空につぶやく
会いたい
つまづく足もと
たしかめるほど
余裕なんてないよ
頑張っているけど
傷ついたままで歩いて
負けず嫌いだね 弱いけど
ねぇ あなたが
知らない“それから”も
みせたいよ
ほほえみはあるから
わたしにもあるから
うれしなみだが
こぼれるように
花は舞うから
いつもさびしい
ひとりぼっちの はじまりだけが
わたしの前に 咲いているんだ
会いたい
(さよなら)
どうしてなのと泣いても
時は流れていくから
春は 春は 春は また来る
想いゆらゆら
顔をあげれば
さよならになる そんな気がして
それでいいんだ きっといいんだ
何度も泣いて もう一度笑って
想いゆらゆら
顔をあげれば
満開の春
とてもきれいで
幸せだよと いつか伝える
だからそれまで 笑っていてね
空につぶやく
会いたい