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寂れた街角滲んだ夜景土砂降りの雨がドアを叩く
煤けたシーリングファンが音を立てて淀んだ空気と夢をかき混ぜた
落ちる影は長くなって
消えない見えない明日へ向かった
何千回と繰り返してそれでもまだ
乾き切らぬ傷を抱えて物語は転がってゆく少しでも遠くへ振り返るのは後にして空が地の果てと混ざるまで行こうか
星のない夜を歩き続け折れたヒール今ここはどこ?
変わり続ける景色の中でたった一つ代えのないものが
あれば、それが繋ぎ止めるさ
たとえ姿が違っていても
なんてことはない、そうだろ
このまま、明日が来なくたって今日までの日々が僕らをかたどるから恐れるに足るものなんてないさ今ここで一つ、息をする
数えきれない夜を超えて
治りきらないままの傷もたまらなく愛おしい歩んだ軌跡だ気がつけばほら、遠くまで来たねわかってるよ僕たちの長いこの旅の先で待つ景色を見るまで
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