今 醒ますその陽を拒み
闇夜に身を潜めて破滅の世を待つ
「嗚呼」 嘆く 人の群れの哀れを零しては
疑ぐことを覚え 刹那に震えて
鮮やかに染めあげた世を
黒く塗り潰して
一筋の此の糸を辿って
何処までも深く堕ちましょう
今 閉じたその瞳で
輝きを掴み取り 明日へと向かい行く
「嗚呼」細く遠い声で 心を乱しては
嗚呼 傷を握りしめて 闘いを選んだ
鮮やかに染めあげた世を
黒く塗り潰して
一筋の此の糸を辿って
何処までと 辿りつくのか
「嗚呼」 嘆く 人の群れの哀れを零しては
疑ぐことを覚え 刹那に震えて
鮮やかに染めあげた世を
黒く塗り潰して
一筋の此の糸を辿って
何処までと 辿りつくのか
塞いだ腕をほどいて
綺麗な世界を 断ち切る
一筋の此の糸を辿れば
最後の季節の風が吹いた