「汚れてしまえ」と鉄を噛むよう 瓦礫の海に溺れた
息を止めても 不信感が染み付いた跡は乾かない
いくら拭おうと足掻いても濡れた傷は滲んでしまうばかり
塵の山にも花は咲くだろうか
願いを踏みにじる足は誰のモノ
自由の意味も知らないまま壊し合っても
欠落はまだ愛しい致命傷
「汚れてしまえ」と鉄を噛むよう 瓦礫の海に溺れた
熱を感じないのなら 何もないのと同じだって
流したその一粒に 確かに熱はある気がした
現実を変える能力はあるだろうか
思いを踏みにじったのは 互いのせいだった
こんなに傷つけ合ってしまえるのは僕等が同じ様に 願うから
重ねて埋もれた過ちの高さ
見上げてもまだ綺麗な振りをしている
自由の意味も知らないまま 壊し合っても
欠落はまだ愛しい致命傷
「汚れてしまえ」と鉄を噛むよう 瓦礫の海に溺れてく
霞んだ視界の中でもこの澱みだけは
よく見えてしまう機械仕掛けの思考も
どうしてこんなに脆いんだろう
触れてしまえば残る傷跡も正しさなんだ