目の前を過(よ)ぎった 総てに背を向けて
睨みつけながら 辺りを見渡したら
叩きつけられ 彼方(あちら)に此方(こちら)に力知らされ
此れ程脆(もろ)いと―――
漸(ようや)く気付いた!ああ
花鳥風月(KA・CHO・FU・GETSU) 花の舞
花鳥風月(KA・CHO・FU・GETSU) 鳥の舞
時間(とき)に流されれば 見えた様な気分で
総て悟った 幻想(まぼろし)に酔わされて
軟(やわ)になって行く 彼方(あちら)に此方(こちら)にそれじゃ遅くて
体は老いぼれ―――
そんなものなのか?ああ
花鳥風月(KA・CHO・FU・GETSU) 風の舞
花鳥風月(KA・CHO・FU・GETSU) 月の舞
無色(むいろ)の儘(まま)で良(い)い 生きてると信じた
それが現在(いま)では 泡沫(うたかた)の生業(なりわい)で
体の総て 彼方(あちら)に此方(こちら)に色を塗(つ)けられ
どれが俺なのか―――
分からなくなって!ああ
花鳥風月(KA・CHO・FU・GETSU) 花の舞
花鳥風月(KA・CHO・FU・GETSU) 鳥の舞
憤(いきどお)る憂(う)さを辺りに散撒(ばらまけ)
花鳥風月(KA・CHO・FU・GETSU) 風の舞
花鳥風月(KA・CHO・FU・GETSU) 月の舞