伊藤美来「ユニットバス」歌詞

ふたりではじめて住んだユニットバスの狭さが恋しい
話をしてみようよ
言いたいことのワンピースたくさん着込んで

わかってあげられない肩書きに囲まれて
「すごいね」のバリエーションも尽きた

湿ったジャケット
外側でいらない言葉跳ね除けて
内側の温もりだけで私を抱きしめて
シャワーで流しきってしまったの？
体はどこかに置いてきて

真夜中目が覚めて見つめ合った　その0.1秒
何人の恋が終わるんだろう
数えきれない　桁違い

映画の予約サイト上書きで
探すのは美容院　ベタかな？

湿ったジャケット
外側でいらない言葉跳ね除けて
内側の温もりだけで私を抱きしめていて
シャワーで流しきってしまったの？
心もどこかに置いてきて

投げつけた言葉　4月の雨に溶けていく
静かなユニットバス
かわいたくちびる

勝手な期待ばかりをポケットに詰め込んでごめんね
あなたもこれで釈放
雨も上がったね
シャワーで流しきったあとの
肌のにおい　もう一度、もう一度だけ