逆光で見えない 君はどんな顔で
問いかけていたんだろう
街は赤陽の 版画みたい
削りあって 抉りあって
こんな有様
いっそ金輪際 声はずっと圏外
言い分はお互い様
優しい嘘 悲しい本音
さぐりあって 読み違って
平行線
雑踏にまみれ 葛藤に悶え
見失う終着点
逆行は出来ない 押し流されてゆく
かけ違えたボタンのまま
逆光で見えない 君はどんな顔で
問いかけていたんだろう
逆光のせいにしておこう
[ Romaji ]
夕暮れの街の中で、相手の本当の表情を見失い、言葉の裏側を探り合ってしまうもどかしさが、版画のような陰影を伴って鮮明に伝わってきました。平行線のままですれ違っていく二人の関係が、押し流されるような時間の流れとともに、どうしようもない切なさを醸し出しています。答えの見つからない葛藤を抱えたまま、あえて光のせいにして立ち止まろうとする諦めと優しさが、胸の奥を静かに締め付けました。