夜は深く刺さらず
街ゆく足並み軽く
春咲き景色、色付く
行き交う人々を観ている
独りがふと浮かび上がる
誰かと居る記憶を探す
南風吹く
孤独は暴かれ
隙間を埋める何かは
彷徨えど見つからない
南風吹く
孤独は暴かれ
隙間を埋める何かは
彷徨えど見つからずに
南風吹く
空のままの胸
花やぐ街に無色の
姿今は映らない
[ Romaji ]
春の華やかな景色の中で、かえって際立つ孤独と、居場所を求めて彷徨う心の空虚さが鋭く描かれていました。軽やかな足並みの人々を眺めながら、自分だけが無色透明になったかのような感覚は、冷たい南風と共に胸を通り過ぎていきます。埋めることのできない隙間を抱えつつ、記憶の断片を探し続ける姿が、美しい街並みの中で一際切なく、そして静かに輝いていました。