私の心 がらんどう
とうとうと突く寂しいバラッド
机を叩く筆音
こつこつ歌う一握の音色
広い砂漠 私の
乾いたかみの匂いと
鉛筆を持つがらんどう
真昼の月もがらんどう
茜差す 差す日照りに
私はものも言わずに
雲が立つ 立つ木の葉の
数を歌えばいいのか
私の指のがらんどう
とうとうと鳴く寂しいバラッド
机を突く筆の音
まるできつつきのよう
白い砂漠 私の
新しい紙を買わないと
筆を進めるがらんどう
響く一握の音色
砂も焼く 焼く日照りを
私は覚えていたのに
雲が立つ その行方も
全て覚えているのに
茜差す 差す日照りに
一つのものも言わずに
私ごと照らす光を
お前は知ろうとするのか
[ Romaji ]
鉛筆が机を叩く単調な響きが、空っぽな心に染み渡るような切なさを感じました。言葉を発することなく、ただ静かに情熱の痕跡を紙に書き留めようとする姿が、乾いた砂漠のように美しく、そしてどこか物悲しいです。自然の移ろいを感じながらも、内面の空虚さと向き合う誠実さが胸を打ちました。かつて覚えた景色を大切に抱える一方で、自分を照らす光の意味を問い直したくなるほど、孤独な祈りが響いてきました。