月に群雲(むらくも) 花に風
ままにならない 世の中は
口にゃ出すまい 泣き言は
どんと構えて くよくよするな
いつも心は 丸(まある)く丸く 生きて行く
上り下りの この世坂
無理はするなよ 一歩ずつ
先を誰かに 越されても
腹を括(くく)って 苛々(いらいら)するな
いつも心は 丸(まある)く丸く 生きて行く
人の値打ちの 大きさは
いざという時 見えて来る
ひとつ望みが かなっても
肩で風切り 偉そにするな
いつも心は 丸(まある)く丸く 生きて行く
[ Romaji ]
ままならない世の中に直面しても、角を立てず丸い心で乗り越えていこうとする潔い哲学を感じました。誰かと競うのではなく、自分の歩幅で一歩ずつ進むことの尊さが、落ち着いた言葉の中に光っています。感情を上手に抑えて、どっしりと構えて生きる大人の余裕に、背筋が伸びるような思いがしました。