この呼吸や汗がその声や温度が
そこらじゅうの空気に 確かに溶けてる
あの揺れはなんだろう あのエコーはなんだろう
ほら ほら
ここにいるよ ここにいるよ
透明な酸素の向こう側 ほら赤信号が揺れる
溶けている そばに居る
揺れる街のそちら側 あなたの周りにいる
周りにいる
[ Romaji ]
息遣いや体温が周囲の空気に溶け込むような繊細な描写が印象的で、近くにある存在の気配が静かに満ちていました。過去の断片が確かに刻まれていた一方で、今はその場にいる確かさが肌に伝わります。抑制された語り口が情景を丁寧に立ち上げ、音や光の揺らぎがそっと情感を添えていました。穏やかな筆致が続きながらも、内側に潜む緊張がほのかに残っていて、耳を傾けると細部が鮮明に浮かび上がるように思えます。