後書きの一言メモ
人と一緒にいたい気持ちと一人でいたい気持ちが交互に顔を出す様子がやわらかく伝わりました。屋上や錆びた線路の暗い景色は重く響き、空の深い青が対照的に差し込む場面があり、気持ちが揺らぎました。過去に深く傷ついたことがあったのだろうと想像しましたが、それでも生き続けようとする意志が今も続いています。嗄れた声で叫ぶことやペンを走らせる行為に、逃げずに向き合おうとした過去が見えました。涙を流しながらも大切な思いを手放さなかった経験があって、だからこそ自分で物語を紡ごうと決めた強さが伝わります。足がすくむ瞬間があっても景色を見たいという好奇心が残り、心臓が生きるように鼓動を刻んでいる描写は力強く感じました。言葉は率直でやさしく、子どもでも場面を想像できるやさしさがありました。