涙はたったひとつだけ
心が造れる宝石
どんなに悲しい日でも
あなたは守られている証し
魂という名の星を宿し生まれ
いつしかその聖なるささやきに気づくの
目を閉じ耳をあてて聴く
愛する人の鼓動には
宇宙を旅した人の
泣きたくなるような声がする
あなたを抱きしめると 美しい気持ちになる
汚れない夏の日の 夕空のように
水の星だよとささやいた
野生の百合の群生(ぐんせい)も
この身体(からだ)も魂も
あなたが棲む聖なる惑星
岸辺に寄せる波 夜の果て燃え尽きて
星屑が繰り返す 永遠の営み
目を閉じ耳をあてて聴く
愛する人の鼓動には
宇宙を旅した人の
懐かしい 崇高な
静けさに似た声がする
[ Romaji ]
夜の静けさとやさしい鼓動が胸に届き、読んだ瞬間は目がうるんでしまいました。悲しみが宝石に変わるという考えは温かくて、今はその光を大事に抱きしめたいと思います。抱きしめられると心が落ち着く描写や、波や花のたとえがやさしく心を満たしてくれます。目を閉じて耳を澄ます場面は子どもにも伝わるやさしさがあり、少し勇気をもらえました。海のさざなみや夏の夕空の比喩が言葉を色づけていて、読むたびに気持ちが整えられます。聖なる声に耳を傾ける大切さを教えられ、自分も誰かを思う優しさを忘れずにいたいと願っています。