あの日の別れを 悔やんでみても
時間(とき)は帰らぬ 貴方は来ない
部屋に残った 想い出だけじゃ
指が心が 寂しがる
噂だけでも 聞きたいの
香りが残った 貴方のガウン
そっと抱きしめ 涙を拭くの
待って焦がれた 靴音だけを
頼る心は 辛(つら)すぎる
飲めぬお酒が ほろにがい
朝には咲いてた 朝顔たちも
今は萎(しお)れて 悲しく散った
あかね空には 飛行機雲が
飛んで行きたい あの胸に
募る想いで 夕日(ひ)が暮れる
[ Romaji ]
別れを悔やんだ日の情景がふとよみがえり、私は胸が締めつけられましたが、現在はその痛みを静かに受け止めています。部屋に残る匂いやいつものしぐさが記憶を呼び戻し、指先まで寂しさが伝わった過去がありました。頼りにしていた足音が遠ざかったことを思い出して涙が出たこともありましたし、朝に咲いた花がしおれていく様子に切なさを覚えました。飲めない酒の苦みが心にしみた夜もありましたが、夕焼けの空を見上げると遠くの人を思うやさしい気持ちが広がり、私はそっと涙をぬぐって前へ進もうと決めました。