月明かりを避けて
棲家へと急いだ
ドクドク鳴る心臓
握りつぶしてしまいたい
星が降る空に浮かんだ君の顔
僕はモンスター
誰も好きにならない
もう何も憧れたくない
ひとりぼっちなんて慣れているから
夢見るのは眠ったときだけ
ほら見てよ 鋭い爪
君を傷つけてしまいそう
悲しみ方も 忘れたんだ
君のまなざしは
はちみつみたいだな
とかされてゆくように
壊されてゆくだろう
星が降る空を真っ黒に塗りつぶして
僕はモンスター
誰も好きにならない
もう何も憧れたくない
きれいごとなんて聞きたくないから
夢の中でさえ近づけない
ほら見てよ 鋭い爪
君を傷つけたくないんだ
さよならだけが僕の証
[ Romaji ]
暗い自分を受け止めようとする気持ちと、誰かを傷つけたくない祈りが同じ場所に並んでいるように感じました。ひとりに慣れてしまったと言い聞かせても、心のどこかで温かさに触れたい願いが静かに息をしています。強さに見える爪は、実は弱さを隠すための鎧のようで、近づけば壊してしまいそうだと怯える姿が切なかったです。優しいまなざしにふれたとき、固く固めた殻が溶けていく不安と、救われたい希望が同時に立ち上がり、揺れる心の速度が速くなりました。きれいごとを拒みながらも、誰のことも嫌いになりたくない想いが透けていて、矛盾した言葉が本音の証に見えます。夢の中でさえ距離を置こうとする慎重さは、相手を守るための選択でもあり、やさしさの形だと受け取りました。孤独を選んだのではなく、そうするしかなかった夜の長さが伝わり、静かな決別が自分を守る最後の手段だったのだと理解できます。遠ざかる代わりに、心の灯りを小さく守る生き方を選ぶ姿勢があり、痛みのあとに残る誠実さが胸に残りました。