いざよう 心は 月の花
夜露に 濡れつつ だれを待つ
ひとり寝 淋(さみ)しき 草枕
あなた恋しい あなた恋しい
ねんねんころりよ うたかたの
あさき夢みし 酔いもせず
言の葉 届けて 天(あま)つ風
いずこに おいでか かの人は
想いを 馳せます 時の羽
あなたせつない あなたせつない
ねんねんころりよ たまゆらの
色は匂えど 散りぬるを
あなた恋しい あなた恋しい
ねんねんころりよ うたかたの
あさき夢みし 酔いもせず
いざよう 心は 月の花
夜露に 濡れつつ だれを待つ
[ Romaji ]
月の光に照らされた幻想的な恋が、静かに胸を締めつけます。夜露や風、花の香りがひとつひとつ優しく描かれ、情緒あふれる世界に引き込まれます。誰かを恋しく思う心が、言葉少なに紡がれながらも深い情感を漂わせています。ひとりで待つ切なさと、それでも信じたい想いが繊細に絡み合い、夢のような時間を作り出します。「ねんねんころりよ」という響きが、懐かしさと安らぎを感じさせます。散りゆく花に宿る想いが、儚くも美しい愛の形を示しています。時の流れの中で変わらない心の温度を静かに伝えるような作品です。