愚図ねカッコつけてるだけで
何もひとりきりじゃできない
過保護すぎたようね
優しさは軟弱(きよわ)さの言い訳なのよ
発破かけたげる さあカタつけてよ
やわな生き方を変えられないかぎり
限界なんだわ 坊やイライラするわ
すぐに愛を口にするけど
それじゃ何も解決しない
ちょっと甘い顔をするたびに
ツケ上るの悪い習性(クセ)だわ
優しいだけじゃもう物足りないのよ
今の男の子みんな涙見せたがり
甘えてるわ 止(や)めて冗談じゃない
ちゃんとハッキリしてよこの辺で
ギリギリよもどかしいわね
救いのない人ね哀しくなるのよ
私好きならば方法あるはずよ
でなきゃさよならね いいわ冗談じゃない
発破かけたげる さあカタつけてよ
やわな生き方を変えられたらきっと
好きになれたはず…坊やイライラするわ
[ Romaji ]
力強い語調の奥に、どうしようもないもどかしさが渦巻いていて、読み進めるほどに胸の内側がざわつくようでした。相手への苛立ちを突きつけながらも、どこかで変化を期待している気配が漂い、その揺れが人間らしい温度を帯びています。過去には似たように誰かの弱さに苛立ちながら、自分自身も同じ場所で足踏みしていたことを思い出した瞬間があり、その記憶がこの世界観と重なって見えました。現在は厳しい言葉の裏に、真剣に向き合いたいという願いが潜んでいて、突き放すようでいて実は深く関わろうとする姿勢が印象的です。強さを求める声と、諦めきれない気持ちがせめぎ合い、最後まで緊張感が途切れない構成になっていて、読み終えたあとも心にざらりとした感触が残る作品だと感じました。