今年もまたこの季節か
救世主はどこにいるんだ
聖なる夜 奇跡が起こんなら
君からのイエスがほしいんだ
ケーキやチキンですら
今日は主役になれんなら
スーパーパワーの1つや2つ
目覚めちゃうかな
あぁ、関係ないか
唐突に着飾って
特別なフリをした日常に
意味なんてないよな
君がいないなら
誰もが幸せそうに
すれ違うクリスマスイブ
今、君はどこで
誰と笑ってるんだろう
溶けて消えちゃう前に
伝えなきゃなんてさ
わかってるけど
気持ちは積もるばかり
昔 誰かが言っていた
星の数の出会いがあるってさ
石ころとは訳が違うんだ
月を照らす太陽は1つさ
気まぐれに零れ落ちた言葉と
君の一挙手一投足に
転がされちゃってさ
なんか馬鹿みたいだな
誰もが幸せそうに
撮り 囲むクリスマスツリー
今、君はどこで
誰と眺めてるんだろう
願い事もないし
いっそサンタにでも頼んでみようかな
いや、子供じゃあるまいし
恋愛映画で言うならば
身を引いて陰で泣く役だよな
“雪のせいだ”とか言えたらさ
もうちょっと大胆になれたかな
万人に受ける占いも
思いつくだけのまじないも
全然効きそうにないんだ
終電に乗り損なって
ばったり会って“2人きり”
なんてあったりしないかな
あるわけがないよな
誰もが幸せそうに
すれ違うクリスマスイブ
今、君はどこで
誰と笑ってるんだろう
溶けて消えちゃう前に
伝えなきゃなんてさ
わかってるけど
気持ちは積もるばかり
[ Romaji ]
季節の喧騒の中で孤独と期待が交錯する様子を率直に描いた語り口で、街の賑わいがかえって個人的な欠落を際立たせる描写が印象的でした。過去には無邪気に願っていた瞬間が確かにあったと感じましたが、今はその願いを現実に近づけようとするもどかしさを冷静に見つめているように思えます。言葉は飾りを抑えつつもユーモアを含み、自己分析めいた視点が随所に効いていて、感情の積み重ねが時間の流れとともに丁寧に表現されていました。繰り返される問いかけが切実さを増幅させ、聴き手の想像力を刺激する力がありました。