優雅な髪飾り まるで野晒し
気づけば埃かぶって駄目になりそう
さっさと廃棄しちゃって 次へ次へと
お終いね こんな世界
めちゃくちゃ 絡まってしまったイヤホンコード
解く前にサヨナラ
たまたま 手に入れた中古のレコードが
なんとも美しい
這いつくばった身体で何をしよう
取り柄のない私と夜を明かそう
掻っ攫って飲み込んだ 愛だから良いよ
心に染み込んで何もかもが素晴らしい
ついには手を汚し 愛はおざなり
惨めな白旗 昇る発煙筒
窮鼠猫を噛み 急展開へと
お終いね こんなコメディ
嗄れてく肺から 吐き出した二酸化炭素が
この街の一人一人から溢れてやがて毒となった!
腹を空かしたナイトウォーカー
金もないまま逃避行中に
ああ、信じれるものなんてないな
帰り際 地下鉄のホームは白熱灯で
暗い空気を照らした
このまま 倒れてしまいたい気分だった
明日が来るから
這いつくばった身体で何をしよう
取り柄のない私と夜を明かそう
掻っ攫って飲み込んだ 愛だから良いよ
心に染み込んで何もかもが
退屈な人生を愛しておくれ
私の事は 胸が張り裂ける程 嫌ってくれ
何もかもが素晴らしい
素晴らしい 素晴らしい 素晴らしい
[ Romaji ]
退屈でめちゃくちゃな世界を、這いつくばってでも愛し抜こうとする、強烈な生命力と孤独の美しさを感じました。壊れかけた日常や毒に変わる空気の中でも、中古のレコードに美しさを見出すような独特の感性が、暗い現実を鮮やかに彩っています。自分には取り柄がないと認めつつも、その夜を明かそうとする泥臭い姿勢には、不思議な潔さが宿っていました。明日が来ることを絶望ではなく、素晴らしいこととして受け入れようとする矛盾した感情が、胸を激しく揺さぶります。張り裂けそうな心を抱えたまま、この人生を素晴らしいと肯定する叫びが、どこまでも真っ直ぐに届きました。