あの子 いつも
鼻歌ばかり
あたし いつも
ため息ばかり
二人 時に
似たような匂い
蝶々を追ってる姿は
想像よりずっと滑稽
笑っていいよ
誰誰誰誰
あれこれそれどれ
誰誰誰誰
さてはてあれ待って
見失ったの
手も口も足も
名も性も明日も
この記憶さえ
あれ誰
これ誰
あの子 いつも
夢物語
あたし いつも
ないものねだり
二人 たまに
ひそひそ話
ささくれむいて
真っ赤がにじむ
カーテンうらで
真っ赤をなめた
あの子 見てる
あたし 見てる
あの子
笑っていいよ
「痛い痛い痛い痛い」
誰誰誰誰
あれこれそれどれ
誰誰誰誰
さてはてあれなんで
見失ったの
手も口も足も
名も性も明日も
この命さえ
あれ誰
これ誰
[ Romaji ]
静かな狂気と繊細な心の揺れが、美しくも不気味に響く作品です。誰かを羨んで、比べて、そして自分を見失っていく感覚が、淡々とした言葉のリズムの中にじわじわと滲み出ています。幼い無邪気さと深い孤独が同時に存在していて、夢と現実の境目が曖昧になるような不思議な余韻を残しました。表面はやわらかなのに、その奥にある痛みや渇きがとてもリアルで、聴いた後もしばらく心の中に残り続けるようでした。