Estuary|歌詞 For Tracy Hyde

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Estuary For Tracy Hyde
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「Estuary」歌詞


[よみ:えすちゅありー]
歌手:

For Tracy Hyde

作詞:管梓
作曲:管梓
照らした陽を指で遊んで、忘れかけた歌を口ずさむ。
流れ着いた陸の果てで、彼女はきっと夏をくゆらせて、誰かを待つ。

アイス・キャンディの欠片が、溶け出す前の夢のよう。
ありふれた日のアイロニー。
痛みを知った――痛みを知って、そこから息をしはじめた。

鉛色の命を抱いたおぼつかない鳥が飛び立てば、
向こう髪を空に透かして、防波堤で砂を噛みしめて、裾を濡らす。

少女性を紐解いては、潤んだ目で、濁す口で、描いたフィクション。
遠く鳴るジムノペディ。
冷たい手で、竦む足で、水平線をたぐって夜を引き寄せた。

灯台はただ揺れるケーキ・キャンドル。
「今日も、誰かのバースデイ」

シーグラスの欠片が、形にならない形を成した夢のよう。
吹いて消して帰る哀の火。
痛みを知った――痛みを知って、そこから息をしはじめた。

痛みを知って。

アルバム「Hotel Insomnia」収録曲



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