とおりゃんせ とおりゃんせ
ここはどこの 細道じゃ
天神(てんじん)さまの 細道じゃ
ちっととおして くだしゃんせ
ご用の無いもの とおしゃせぬ
この子の七つの お祝(いわ)いに
おふだをおさめに まいります
いきはよいよい 帰(かえ)りはこわい
こわいながらも
とおりゃんせ とおりゃんせ
[ Romaji ]
細い道に誘われるような不思議な空気があって、歩くときのわくわくと帰るときのどきどきが同時に伝わってきました。大切な行事に向かう真面目さが感じられ、見守る大人の存在が背中を押してくれるように思えました。行きは軽やかで帰りは少し怖いという対比が心に残り、子どもでも分かる緊張と期待がやさしい言葉で描かれていました。短い言葉の繰り返しが呪文のように耳に残り、静かな夜道を歩くときの手のひらの温度や足音まで想像させる力がありました。