その人は 昔
海の底の 真珠だった
その人は 昔
山の谷の 白百合だった
その人は 昔
夜空の星の 輝きだった
その人は 昔
僕の心の 灯だった
でも その人は
もう 今は いない
その人は 昔
僕の すべて
今もその人は
思い出の 丘に咲く
ひな菊の花
その人は 昔
僕の いのち
今もその人は
僕の日記を 埋める
輝き
その人は 昔
僕の ちから
今もその人は
僕をやさしく みつめる
こいびと
でも その人は
もう 今は いない
その人は 昔
玉石の
荒い 波ぎわ
若駒の
たてがみ
つかみ
いらだつ
海の向うを
見ていた
胸をはって
[ Romaji ]
真珠や白百合に例えられた大切な人の面影が、海の底や山の谷といった遠い風景の中で永遠に輝いています。今はもういない存在が、日記の中や思い出の丘に咲く花として、今も僕を支え続けていることに感動しました。過去の眩しさを胸に抱き、失った力や灯を糧にして明日を見つめる姿には、不滅の愛が宿っています。