何年か前は平和だったね
泥っぽい日々をこなして、こなしてゆく
悩ましいこと 答えが目の前に現れるまで
首都高の下を気がすむまで歩いた
私たちの形は
簡単に変わんないんだ
それはある日突然に訪れる光
妄想さえも失ってしまう世では
見えなくていいものが見えてしまう
言葉はうまく使えないまま
湿気ったパンをとりあえず
西陽に揺られ濡れてる服
花束みたいなプレイリストを
お守りがわりに歩いてる
コーヒーをちょっと
入れたら美味しくなるっていつか
聞いた夕飯の匂いと帰路
帰ったら一旦ごろんとしよう
ぼんやりコインランドリーで待つ間に
泣いてしまう時も
夜明けにしかない匂いにつつまれて
1番冷たくした水がぬるい
鍵穴がうまく探せないまま
もう僕ら元に戻ることはないんだ
嘘をうまくつけばつくほど濁る
言葉はあなたを写す鏡で
妄想さえも失ってしまう世では
見なくていいものが見えてしまう
たらたら生きれてしまうのが怖いね