ひとつの蛇の目に 寄り添えば濡れた肩先 かばってくれるあなたと出逢って いなければこんな倖せ なかったわ夢のようです… あゝふたり雨 お酒に酔ってる 振りをして胸に甘える 駅裏通りこんなに愛しい 男(ひと)だもの人眼なんかは 気にしない抱いてください… あゝ傘の中 無口なあなたの ぬくもりが傘をもつ手に やさしく沁みる泣きたくなるほど 好きだから傍にいたいの もう少し帰りたくない… あゝふたり雨