あの空へ問いかけた唇
静かな雨に濡れる
滲み出す記憶を疼かせて
穢(けが)れた日々を拭う
迷える暗闇の狭間で
探した道標(みちしるべ)
誰もが それぞれの罪に縛られ
鎖を解く 赦(ゆる)しを求める
何を越えた先に 生きている意味は在るのか
言葉に惑う生命(いのち)は 続く世界に沈む
痛みを共にした魂(こころ)が
微かな熱に触れる
失う未来(あした)への扉を
示した道標
誰もが それぞれの刻を数えて
束の間でも 居場所を求める
鐘が止んだ後に 生きていた意味を知るなら
無数に宿る生命(いのち)は 続く世界に眠る
確かな真実を灯した
最後の道標
誰もが それぞれの星に惹かれて
唯(ただ)一つの 希望(ひかり)を見上げる
夜が明ける度に ここに在る意味を知るだろう
新たに宿る生命(いのち)は 続く世界に廻(まわ)る