昨日ひとりの男が死んだ
戦って戦って ひっそり死んだ
あいつは何の取柄もない
素寒貧な若ものだった
しかしあいつは知っていた熱い涙を
戦って死ぬことを
どうして死んだのかとは
訊かない訊かない
でもあいつの青春は
何処へ何処へ埋めてやればいい
君は人のために死ねるか
(君は人のために死ねるか)
あいつの名はポリスマン
昔 人は戦さで死んだ
国のため戦って 黙って死んだ
いま熱い血は何処にもない
泣くことさえ人は忘れた
しかし世慣れたささやきや薄ら笑いで
倖せを守れるか
明日に男が死んで
消えても消えても
花も言葉もいらない
風が空を過ぎたら忘れてほしい
君は人のために死ねるか
(君は人のために死ねるか)
そいつの名はポリスマン
許せない奴がいる
許せない事がある
だから倒れても倒れても
立ち上る立ち上る
俺の名前はポリスマン