光る雲が遠くの街へ沈む
いま抱いてる夢のように 手を伸ばしても触れられない
夢の前に立ちふさがるいくつもの
今日という現実を僕は乗り越えてゆけるだろうか
「こんなことがやりたいんじゃない」
ネクタイを締める度に かみ殺してる言葉
変わり続けてる時間の中で
歩みを止めたら上辺だけの自分になるから
夕暮れの坂道を 微かな歩幅で下りながら
目の前 ビルの向こうの空を眺めてる
光る雲が遠くの街へ沈む
近づいてるはずなのに 見えなくなって焦るけれど
迷いの中 何度道が変わっても
踏みしめてる足下だけ 見失わずにゆこう
本音で人を傷つけたり
不意に傷つけられると 憂鬱になってしまうけど
譲れない夢を秘めた胸に
手を当ててみたら思うほどは痛くはなかった
寂しさ感じても 捨てられない誓いがあるから
落ちる涙をそっと 拾い上げてゆく
誰も知らない明日が僕を持ってる
不安だらけで頼りなくて震えるほど怖いけれど
愛する人よ 僕は僕でいたいから
信じたもの目指す力 奮い立たせてゆくよ
光る雲が遠くの街へ沈む
近づいてるはずなのに 見えなくなって焦るけれど
このままゆこう 明日が理想と違っても
もがいて掴んだ答えならば 微笑みうなずけると思うから
消えることのない光る雲の向こうへ