三笠優子「晴れ晴れ雲」歌詞

(繁吉の唄)
旅に流れて　修業にやせて
俺の舞台は　どこにある
霙(みぞれ)まじりの　日暮れの寒さ
逃げて駆け込む　木賃宿(きちんやど)
泣かぬ女房に
ア.........　泣かされる

(語り)
怒涛逆巻(どとうさかま)く岩壁に　砕けておらぶ血の叫び
芸の修業も命がけ

(お浜の唄)
三味もあんたも　あたしにゃ命
磨きたいのが　浪花節
死ぬも生きるも　夫婦じゃないか
野暮な苦労にゃ　泣きません
夢と言う名の
ア.........　連れもある

(雲右衛門の唄)
春の東京　桜の空に
あがる幟(のぼり)は　桃中軒
芸を咲かせた　男の夜明け
語る外題(げだい)も　南部坂
こころ晴れ晴れ
ア.........　雲右衛門