雨が柔かに
時計を留める
午後のざわめきに
ふたりは出遭い
引き合うかのように
互いを抱けば
降り頻る日々が
古い傷跡
消せるのに
此処では
頬の雫
匿(かく)さないで
いつでも
その儘
You should believe
跳び込んで
まっすぐに
壊れた窓の礫(つぶて)
集めないで
恐れず
その儘
You have to leave
辺りが暮れていく
よ
音が弱まれば
ひたすら
虹は
過去を貫いて
東をめざす
献げられるのは
ずっと移(かわ)らないものだと
倖せのときも翳りのときも
同じように
こころが
軋むたびに
逸らさないで
髪も
零(こぼ)す儘
You should believe
視ているから
弛(たゆ)まずに
擦れた憶い出さえ
しまわないで
無くした
その儘
You have to leave
忘れていいこと
も
在る
惜しまず
I'm betting my life
勇気をあげて
貴方を
Close to my love
触れていたいだけ
此処では
頬の雫
匿さないで
いつでも
その儘
You should believe
跳び込んで
まっすぐに
壊れた窓の礫
放り出して
只 恐れず
その儘
You have to leave
辺りが暮れる前
に