僕らはね 毎日ね 同じ空ばかり 見ていた
ビルに隠れたこの部屋からは 光は見えないのに
僕らはね 気づいたんだ 現実は色を持たない
二人を とりまく 街の景色もモノクロに落ちてゆく
ねぇ 本当は 僕が 強くなればいいんだ
君の大事な 夢のたまごを 守ってあげたいのに
あと少し もう少し
君を泣かせるたび 胸の奥が 音を立ててきしむんだよ
悪いのは そう 君じゃなくて いつも 僕の方だよ
僕らはね いつだって 独りよがりだったかもね
自分の都合をぶつけあうたび 行き場を無くしていた
ねぇ 本当は もっと 優しくなりたいんだ
君がいるのに そばにいるのに 抱き合っていたいのに
いつまでも いつまでも
君を泣かせた理由のすべてが 僕の行き方なんだよね
だからよけいに 今をみつめ 強くなろうと思う
君が流した涙はもうすぐ 優しい雨になるんだよ
そして 僕らの胸の中の 悲しみを洗ってく