このまま故郷(こきょう)に とどまる事を
海も教える 日向灘(ひゅうがなだ)
一緒になろうと この人の
実(じつ)を尽くした 語り口
都忘れの 過去さえも
あなたに抱かれる 夕凪(ゆうなぎ)の郷(さと)
ほんとは誰より か弱い女
返す瞳に 光る露
あなたに逢うため まわり道
どんな時でも 夢一つ
棄てずにいたから 今がある
あなたに崩れる 夕凪(ゆうなぎ)の郷(さと)
たそがれ楽しみ 歩けるなんて
思わなかった あの頃は
あなたと故郷の 石になる
二度と割れない 石になる
都忘れの 遅い春
あなたと生きてく 夕凪(ゆうなぎ)の郷(さと)