好く熟れてる無花果(いちじく)、を
両手で割ったよな
少し落ちた 朱(あか) 色の
片側想い
君が忘れてしまった
音楽室のすみ
開いたり閉じた僕
の
昨日が終わる
あこるでぃおん
親指の間を しゅるりしゅるりほどけてくよに
あこるでぃおん
あどけない手つき、で 僕の想いほどいて。
会いたいな
あ、居たよな・・・
5時限目のあと
は
すくい出せず、たたずんだ
げた箱の影。
ぎっしりと詰まった実、が
はじけてしまうから
こらえきれずに
あの教室に
駆け込んだっけ
あこるでぃおん
親指の間を しゅるりしゅるりほどけてくよに
あこるでぃおん
あどけない手つき、で 僕の想いほどいて。
あこるでぃおん
中庭をくぐって しゅるりしゅるり ただただ、流る
あこるでぃおん
もらさない想い、で 君と僕をとどめて。
あこるでぃおん
親指の間を しゅるりしゅるりほどけてくよに
あこるでぃおん
あどけない手つき、で 僕の想いほどいて。
しゅるりるらる ほどいて