WEST.「僕だけの小さな花」歌詞

帰り道 ここでお別れ
手を振って離れて「じゃあまたね」
明日へ向かって伸びた影
戻れない、静かすぎた恋

つまらない授業も
忙しなく人行き交う大通りも
二人でなら
何もかも楽しかった

人は皆違うから面白い
派手にぶつかるのもご愛嬌
すれ違うほど強く
絆の糸は 繋がってく

「ずっとこのままでいられるなら」
何度も迷って言えないまま
あと少しだけ時間があれば
ちゃんとした気持ちも伝えられたかな
とか、考える

今も心の中に咲く
僕だけの小さな花だから
ささやかにそっと守りたい
知らぬ間に 消えないように
胸いっぱい 大きな花束に
隠す お気に入りの一輪
見えなくてもただ祈ろう
喜びと笑顔 溢れるように

無邪気だった僕も
忙しなく今じゃ街を駆け回る
らしくもない
大人ってやつになっちまった

運命は思惑通りには動かない
いつも降りかかる急展開
二択を外したって
時は戻らず ただ流れる

ポストに届いた君の便り
君らしいややこしい言葉選び
どうやら元気でいるみたい
遠く同じ空の下 幸せならば
それでいい

恋の終わりに咲いていた
あの頃の小さな花だから
甘酸っぱくて懐かしい
二人だけ 手も繋げない日々

後悔しないわけじゃない
胸の棘は取れそうにもない
この痛みさえも大切に
忘れないように
抱きしめるように
大事に守るよ

今も心の中に咲く
僕だけの小さな花だから
ささやかにそっと守りたい
知らぬ間に 消えないように
胸いっぱい 大きな花束に
隠す お気に入りの一輪
舞い上がる風に託すよ
いつまでも愛に満ちた日々を